藍染の歴史の源流は古代エジプトで、ここからインド、東南アジア、中国と広がりました。日本でも平安時代には既に「藍建て」が行われ、枕草子などにも盛んに登場しています。江戸時代には衣料の80%は藍染だったといわれています。ここ武州で藍染が始まったのは天明年間で、文豪田山花袋の「田舎教師」にもある青縞は武州紺です。
そして、武州の藍染は明治40年代の最盛期には武州の一大産業となりました。 藍染めの職人を紺屋職人と呼びますが、この当時で200軒以上の紺屋があったと伝えられています。
武州正藍染は、藍の葉からとった染料を自然醗酵建てで醗酵させて染めています。染めの手法は糸の段階で染める糸染めと、布にしてから染める型染めの二方法があり、武州では全体の7割が糸染めです。
武州正藍染の糸染めは、手間をかけて、糸を染め上げてから織るので美しい自然のストライプの「青縞」が生まれます。
この武州の「青縞」をもちいた「武州正藍染作務衣」は昭和60年頃から主にカタログ通販のルートで販売され、武州の一大ヒット商品となり現在でもたくさんのファンの方々に着て頂いています。また、平成17年に発売した、高級剣道着の素材をもちいた「武州正藍染刺子織り作務衣」と同様、作務衣の専門通販「ハーティハンズ」の主力商品となっています。
禅僧の作業着がルーツの武州作務衣は、着やすさ、動きやすさ、丈夫さは抜群で、日本版ジィーンズとも言われています。 作務衣を着るだけで「渋さ」と「粋」を感じる装いは他に類をみないものです。
これからも「武州正藍染作務衣」を、真心を込めてお作りいたします。
ご満足いただける”作務衣専門通販「ハーティハンズ」”をめざします。
”一生モノの作務衣”を製造直販のネット通販で、お値打ち価格でお求めください。
【ハーティハンズの作務衣】
ハーティハンズの作務衣は機械で大量に生産するものではなく、オーダー作務衣から通常のレギュラー作務衣まで職人の手で一着ずつ丁寧に縫っています。
そのため、大量生産ではないという点はオーダー品に近いのかも知れません。
当社の作務衣は、剣道着に用いられる刺子織から、洗えば洗うほどに味の出る藍で糸染めした藍染の生地を使用しています。藍の落ち具合を楽しんでいただくために、洗濯で生地がほつれないよう、袋縫いや力布などでしっかりした縫製がされています。袋縫いとは最初に布の表を出して端を浅く縫ったのち、裏返して本縫いをする。裁ち目が外に出ていないから、何回もの洗濯にも耐えられるという縫い方です。
作務衣の上衣の肩当てにより、首から肩にかけての着やすさと、着崩れのしにくさを両立させています。
脇の切り込み部分につける力布は、数センチ四方の布を縫いつけることで、スリットのほつれや破れなどを防ぎます。
また、ズボンは股上に余裕をもたせた作りのためゆったりと穿くことができ、調整紐の上下にゴムを入れているため腰の締め付けも少なく、ゆったりと穿くことができます。
一見すると形の変わらない作務衣ですが、糸、染め、生地、縫製を何度もの改良を重ねてハーティハンズの作務衣は創業から進化をしてきました。過剰なスペックと思われるかもしれませんが、オーダー作務衣はもちろんレギュラータイプの作務衣でさえ、私たちは常に手を抜くことなく、本場の武州正藍染の地で職人と切磋琢磨を続けています。
一生愛用できるオーダー作務衣通販のさきがけの自負も忘れず、これからも時代に合う価値を見定め、レギュラー作務衣からオーダー作務衣の通信販売で、感謝と誠意をもってみなさまへ価値ある作務衣をおとどけします。
【オーダー作務衣の通販について】
オーダー作務衣の場合は、着丈、裄丈、ウエストの他にも、裾をゴムタイプ、紐タイプ、ストレートタイプのお好きなタイプに変更することができます。インターネット通販でも作務衣をオーダーできるように、メールやお電話でもお問合せやご注文を承りますので、お気軽にお問合せください。通販でも対面同等のご案内をいたします。今後もオーダー作務衣の通販の先駆けとして丁寧にお客様へお応えして参ります。
【正藍染作務衣のお手入れについて】
当店の正藍染作務衣は綿や麻などの天然素材を使用したものです。基本的には
洗濯機で洗っていただけますが、畳んでネットに入れて洗っていただくことをお薦めしています。
手洗いで優しく丁寧に洗っていただくとより風合いが増します。
作務衣は脱水時間を短めにして、干す時にシワをのばしてから陰干していただきますとアイロンをかけやすくなります。
また、正藍染作務衣はお手入れお洗濯の際に、ご注意頂きたいこともございますので武州正藍染の[商品取扱注意点]をご確認ください。
【作務衣の人気】
「作務衣」と聞くと、僧侶や陶芸家などの姿をイメージする方もいらっしゃるかも知れません。周囲からは職人と呼ばれていて「求道者」としてさまざまな分野の道を極めていく人が着るような、どこか古めかしいイメージを抱かれてしまいやすい作務衣ですが、松本人志さんや、奥田民生さん、市川海老蔵さんなど近年ではテレビ番組に作務衣を着用して出演される方も増えています。
その動きやすさや快適さにも注目が集まって従来の年齢層より若い層の作務衣愛好者が増えています。
さらに作務衣の人気は海を渡り「Japanese Samue」としてアメリカ・ヨーロッパなどでも愛用されている方がいらっしゃいます。
ディスカウントストアなどで大量に売られている作務衣を着ることも確かに悪くないかもしれませんが、本当の作務衣の良さを実感していただけるのは、素材から染め、縫製までを一点一点手作業で作りこまれた作務衣を着た瞬間です。
特にお客様ご自身のためのオーダー作務衣の人気は根強く、時代にとらわれずお求めの方が増えています。
ハーティハンズが通販でご提供している「埼玉県指定伝統的手工芸品」の指定を受けた「武州正藍染」の技術で作られる作務衣は、丁寧な職人の手仕事が凝縮されたまさに「珠玉の逸品」と呼ぶに相応しいもの。「本物の作務衣」と出会っていただき、その良さをお客様ご自身で確かめていただければと思います。
【オーダー作務衣について】
当店のオーダー作務衣は、商品ページからインターネットでのご注文だけではなく、メールやお電話でもお受付を承っています。オーダー作務衣やご注文方法など、ご不明な点がございましたらご遠慮なくお問合せください。
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